変形性足関節症
変形性足関節症について
変形性足関節症は、足首の関節を覆っている軟骨がすり減り、関節のすき間が狭くなったり、骨棘や骨の変形が生じたりすることで、足首の痛みや腫れ、動かしにくさを生じる病気です。
足関節は、すねの骨である脛骨と腓骨、足側にある距骨によって構成されています。立っているときには体重を支え、歩行時には足を地面につける、身体を前へ運ぶ、地面を蹴り出すといった動作に関わっています。
関節をつくる骨の表面は、弾力性のある関節軟骨で覆われています。関節軟骨には、骨同士の摩擦を減らし、歩行や着地の際に加わる衝撃を分散する役割があります。
変形性足関節症では、この関節軟骨が傷み、徐々にすり減ります。進行すると、軟骨の下にある骨が硬くなる、骨の縁に骨棘が形成される、関節が内側または外側へ傾くといった変化が現れます。
変形性膝関節症や変形性股関節症では、加齢に伴って明らかな外傷がなくても発症することがあります。一方、変形性足関節症は、過去の足関節骨折や靱帯損傷、繰り返す捻挫などをきっかけとして発症することが多い病気です。
若い頃に骨折や捻挫をした後、一度は症状が改善していても、関節のわずかなずれや不安定性が残ることで、数年から数十年かけて変形が進むことがあります。
すり減った関節軟骨を完全に元の状態へ戻すことは困難です。しかし、早い段階から足関節にかかる負担を調整し、装具療法やリハビリテーションを行うことで、痛みを軽減し、関節機能をできるだけ長く保つことを目指せます。
足関節の構造と役割
足関節は、主に脛骨、腓骨、距骨の3つの骨によって構成されています。
脛骨と腓骨の下端が、距骨を挟み込むような構造をしており、この部分を一般的に足首の関節と呼びます。
足関節では、つま先を上へ持ち上げる背屈と、つま先を下へ向ける底屈という動きが行われます。
歩行時には、かかとが地面についた後に足首が少しずつ曲がり、身体が前方へ移動します。その後、ふくらはぎの筋肉やアキレス腱の働きによって地面を蹴り出します。
階段を下りる、坂道を歩く、しゃがむといった動作では、足首を上へ曲げる背屈の動きが必要です。一方、つま先立ち、階段を上る、走る、ジャンプするといった動作では、足首を下へ伸ばす底屈の動きが重要です。
足関節の下には、距骨と踵骨によってつくられる距骨下関節があります。足関節の動きが悪くなると、距骨下関節や足部のほかの関節が代わりに動き、負担が集中することがあります。
また、足関節の内側と外側には複数の靱帯があり、歩行や運動中に足首がぐらつかないよう支えています。靱帯損傷によって足関節の不安定性が残ると、距骨が関節内で偏って動き、関節軟骨の一部分に強い負担がかかることがあります。
変形性足関節症の原因
変形性足関節症は、過去の外傷によるもの、ほかの病気に伴うもの、明らかな原因を特定できないものに分けられます。
足関節周囲の骨折
変形性足関節症の原因として多いものが、過去の足関節周囲の骨折です。
次のような骨折の後に発症することがあります。
・足関節果部骨折
・脛骨天蓋骨折
・距骨骨折
・腓骨遠位端骨折
・足関節脱臼骨折
・脛腓靱帯結合部を伴う骨折
骨折によって関節面に段差が残ったり、脛骨や距骨が傾いた状態で骨が癒合したりすると、歩行時の荷重が関節の一部分に集中します。
関節面のわずかなずれであっても、長期間にわたって負担が続くことで、軟骨が徐々にすり減ることがあります。
骨折後に問題なく歩けるようになり、数年間症状がなかった場合でも、その後に痛みや腫れが現れることがあります。
繰り返す足関節捻挫・靱帯損傷
足関節捻挫によって外側靱帯などが損傷し、足首のぐらつきが残ると、慢性足関節不安定症となることがあります。
歩行やスポーツのたびに距骨が関節内でずれるように動くと、関節軟骨の一部分に繰り返し負担がかかります。その状態が長期間続くことで、変形性足関節症へ進行する場合があります。
次のような方は、慢性的な不安定性が残っている可能性があります。
・足首の捻挫を何度も繰り返している
・でこぼこした道で足首がぐらつく
・足首が抜けるような感覚がある
・スポーツ中に同じ方向へ捻りやすい
・捻挫後に十分な固定やリハビリを受けていない
・片脚立ちが不安定である
捻挫後に痛みや腫れが改善していても、靱帯の緩み、筋力低下、バランス能力の低下が残っていることがあります。
足関節や下肢の配列異常
足首が内側または外側へ傾いていると、足関節全体へ均等に体重がかからず、特定の部分へ負担が集中します。
日本では、足首が内側へ傾く内反型の変形性足関節症が多くみられます。内反型では、足関節の内側から軟骨のすり減りが始まり、進行すると足首全体へ変形が広がることがあります。
扁平足、凹足、かかとの内反・外反、下腿骨の変形、左右の脚の長さの差などが、足関節への負担に関係することもあります。
次のような変化がある場合には、足関節や足部の配列を確認します。
・立ったときに足首が内側へ傾いている
・かかとが内側または外側へ傾いている
・足のアーチが低くなっている
・左右で靴底の減り方が異なる
・片側の靴だけが外側または内側に大きくすり減る
・歩くと足が外側へ向く
・左右で脚の長さが異なるように感じる
関節リウマチなどの炎症性疾患
関節リウマチなどの炎症性疾患によって、足関節の滑膜に慢性的な炎症が続くと、関節軟骨や骨が傷み、変形が進むことがあります。
関節リウマチでは、足関節だけでなく、手指、手首、足趾など複数の関節に腫れや痛みが現れることがあります。
朝に関節が長時間こわばる、左右の足首が同時に腫れる、ほかの関節にも症状がある場合には、炎症性疾患の有無を確認します。
感染性関節炎
細菌などが足関節内に入り、化膿性関節炎を起こした後に、関節軟骨が傷み、変形性足関節症へ進行することがあります。
感染性関節炎では、足首の強い痛み、腫れ、熱感、発赤、発熱などが現れることがあります。感染が疑われる場合には、早急な検査と治療が必要です。
距骨壊死・骨軟骨損傷
距骨への血流が低下して骨組織が傷む距骨壊死や、距骨の関節軟骨とその下の骨が損傷する骨軟骨損傷によって、変形性足関節症へ進行することがあります。
距骨骨軟骨損傷は、足関節捻挫や骨折をきっかけとして生じることがあります。足首の奥の痛み、腫れ、引っかかり、ロッキングなどを伴う場合があります。
後脛骨筋腱機能不全・成人期扁平足
足のアーチを支えている後脛骨筋腱の機能が低下すると、足のアーチが崩れ、かかとが外側へ傾くことがあります。
変形が進行すると、足部だけでなく足関節にも外反方向の負担がかかり、変形性足関節症を生じる場合があります。
明らかな原因のない変形性足関節症
骨折や感染などの明らかな原因が確認できない場合は、一次性変形性足関節症と呼ばれます。
一次性変形性足関節症であっても、過去の軽い捻挫、慢性的な足関節不安定性、足首の配列、生活習慣など、複数の要因が関係していることがあります。
変形性足関節症の主な症状
歩行時の足首の痛み
代表的な症状は、歩いたときに強くなる足首の痛みです。
初期には、長時間歩いた後、立ち仕事の後、スポーツをした後などに痛みが現れます。休むと軽くなるため、疲労や一時的な痛みと思って様子を見てしまうことがあります。
進行すると、短い距離の歩行でも痛みが出るようになり、買い物、通勤、家事などの日常生活に影響します。
痛みは足首の内側、外側、前方、奥などに現れます。関節軟骨がすり減っている場所や、骨棘がぶつかっている場所によって、痛みの位置は異なります。
歩き始めの痛み・こわばり
朝起きて最初に歩くときや、長時間座った後に立ち上がるときに、足首の痛みやこわばりを感じることがあります。
動き始めには痛みがあるものの、しばらく歩くと一時的に動きやすくなる場合があります。
症状が進行すると、歩き続けることで再び痛みが強くなり、休憩が必要になることがあります。
足首の腫れ
関節内に炎症が起こると、足首の周囲が腫れることがあります。
運動後や長時間歩いた後に腫れが目立ち、休むと軽くなることがあります。症状が進むと、活動量にかかわらず腫れが続く場合があります。
足首の骨の輪郭が分かりにくくなる、靴がきつくなる、靴下の跡が強く残るといった変化がみられることもあります。
ただし、足首の腫れは、腱鞘炎、静脈の異常、心臓・腎臓の病気、感染症などでも起こります。腫れの状態や範囲を確認し、原因を判断します。
足関節の可動域制限
軟骨のすり減りや骨棘、関節包の硬さなどによって、足首を上または下へ動かしにくくなります。
足首を上へ曲げる背屈が制限されると、次のような動作が難しくなります。
・しゃがむ
・階段を下りる
・坂道を下る
・正座をする
・足を前へ出して歩く
・深く踏み込む
足首を下へ伸ばす底屈が制限されると、つま先立ちや地面を蹴り出す動作が難しくなることがあります。
階段・坂道での痛み
階段や坂道では、平地よりも足関節を大きく動かす必要があります。
特に階段を下りるときや下り坂では、足首を上へ曲げながら体重を支えるため、痛みが出やすくなります。
階段を上るときには、ふくらはぎやアキレス腱に力を入れて身体を持ち上げるため、足首の痛みや筋力低下を感じることがあります。
しゃがみ動作・正座の困難
足関節の動きが制限されると、深くしゃがむことが難しくなります。
足首をかばって、かかとが浮く、膝が内側へ入る、身体が後方へ倒れるといった動きがみられることがあります。
正座では足首を大きく下へ伸ばす必要があるため、痛みや可動域制限によって困難になる場合があります。
足首の変形
進行すると、足首が内側または外側へ傾くことがあります。
内反変形では、足首が内側へ傾き、足の外側に体重がかかりやすくなります。外反変形では、足首が外側へ傾き、足の内側へ負担が集中することがあります。
変形が進むと、立った状態で左右の足首の形が異なって見える、靴が片側だけ変形する、足に合う靴が見つかりにくいといった問題が生じます。
足首のぐらつき・不安定感
靱帯損傷や関節の変形を伴っている場合には、足首のぐらつきや不安定感が現れることがあります。
平地では問題がなくても、でこぼこした道、砂利道、坂道などで不安定に感じることがあります。
足首が突然外れるように感じる、力が抜ける、転びそうになるといった症状がある場合には、関節の安定性を確認します。
引っかかり・音がする
骨棘や関節内遊離体、関節面の不整などがあると、足首を動かしたときに引っかかりを感じることがあります。
進行した変形性足関節症では、関節を動かした際にゴリゴリ、ジャリジャリとした音や感触が生じることがあります。これを轢音と呼びます。
突然足首が動かなくなるロッキングがある場合には、関節内遊離体や骨軟骨損傷などを伴っている可能性があります。
歩行の変化・跛行
痛みを避けるため、痛い側の足に体重をかける時間が短くなり、足を引きずるような歩き方になることがあります。
足首が十分に曲がらない場合には、足先を外側へ向ける、かかとを早く持ち上げる、膝や股関節を大きく動かすといった代償動作が現れます。
このような歩き方が長期間続くと、反対側の足首、膝、股関節、腰などに痛みが生じることがあります。
安静時痛・夜間痛
変形が進行し、関節の炎症が強くなると、歩いていないときにも痛みが続くことがあります。
夜間に足首が痛む、寝返りで目が覚める、足の置き場所が定まらないといった症状が現れる場合があります。
安静時痛や夜間痛が強い場合には、変形の進行だけでなく、感染、骨壊死、腫瘍など、ほかの病気も含めて確認します。
変形性足関節症の病期
変形性足関節症は、X線検査で確認される関節のすき間や骨の変化によって、病期を分類することがあります。
特に、足首が内側へ傾く一次性の内反型変形性足関節症では、次のような分類が用いられます。
Ⅰ期
関節のすき間は保たれていますが、軟骨の下にある骨が硬くなる骨硬化や、骨の縁に生じる骨棘がみられます。
歩行後や運動後に痛みが出ることがありますが、日常生活では大きな支障がない場合もあります。
Ⅱ期
足関節内側の関節のすき間が、一部分で狭くなります。
長時間の歩行や立ち仕事で痛みや腫れが生じやすくなります。足首の不安定性や軽度の内反変形を伴うことがあります。
Ⅲa期
内くるぶし側を中心として、関節のすき間が消失し、骨同士が接触する部分が現れます。
歩行時痛や可動域制限が強くなり、日常生活や仕事に支障が出ることがあります。
Ⅲb期
関節のすき間が消失する範囲が、内くるぶし側から脛骨天蓋部へ広がります。
足首の傾きや変形が目立つようになり、短い距離の歩行でも痛みを感じる場合があります。
Ⅳ期
足関節全体にわたって関節のすき間が消失し、広い範囲で骨同士が接触します。
強い歩行時痛、安静時痛、可動域制限、変形などが現れます。装具療法やリハビリテーションなどを行っても日常生活への支障が強い場合には、手術療法を検討します。
この病期分類はすべての変形性足関節症へ一律に当てはまるものではありません。骨折後の変形、外反型の変形、炎症性疾患に伴う変形などでは、関節の傷み方が異なります。
また、画像上の変形が強くても痛みが軽い方や、画像上の変形が比較的軽くても強い痛みを感じる方がいます。病期だけでなく、症状や生活への影響を合わせて治療方針を判断します。
ほかの足関節疾患との違い
足首の痛みは、変形性足関節症だけでなく、さまざまな病気によって生じます。
足関節捻挫・靱帯損傷との違い
足関節捻挫では、足首をひねった直後から痛みや腫れが現れます。外側靱帯損傷では、外くるぶし周辺に圧痛や皮下出血がみられることがあります。
変形性足関節症では、明らかな受傷がなく、徐々に歩行時痛や腫れが強くなることがあります。
ただし、過去の捻挫による靱帯の緩みが、変形性足関節症の原因となっていることもあります。現在の痛みだけでなく、過去の捻挫歴も確認します。
距骨骨軟骨損傷との違い
距骨骨軟骨損傷では、距骨表面の軟骨とその下の骨が損傷しています。
足関節捻挫の後に痛みが長引く、足首の奥が痛む、腫れを繰り返す、引っかかりやロッキングがあるといった症状が現れます。
X線検査では分かりにくいことがあり、MRI検査やCT検査が必要になる場合があります。
足関節インピンジメントとの違い
足関節インピンジメントは、足首を動かした際に、骨棘や軟部組織が関節の前方または後方で挟まることで痛みを生じる状態です。
足首を上へ深く曲げたときに前方が痛む場合は前方インピンジメント、つま先を伸ばしたときに後方が痛む場合は後方インピンジメントが疑われます。
変形性足関節症に伴って骨棘が形成され、インピンジメントを併発することもあります。
アキレス腱炎・アキレス腱付着部症との違い
アキレス腱の病気では、足関節の後方やかかとの後ろに痛みが現れます。
つま先立ち、階段、ランニングなどで痛みが強くなり、アキレス腱を押すと痛みが再現されることがあります。
変形性足関節症では、より関節の深い部分に痛みがあり、足首の動きや荷重によって症状が現れる傾向があります。両方を同時に発症していることもあります。
後脛骨筋腱機能不全・成人期扁平足との違い
後脛骨筋腱機能不全では、内くるぶしの後方から足の内側にかけて痛みや腫れが現れます。
進行すると足のアーチが低下し、かかとが外側へ傾きます。片脚でのつま先立ちが難しくなることもあります。
成人期扁平足が進行すると、足関節にも負担がかかり、外反型の変形性足関節症を併発する場合があります。
関節リウマチとの違い
関節リウマチでは、足首だけでなく、手指、手首、足趾など複数の関節に腫れや痛みが現れることがあります。
朝のこわばりが長く続く、左右対称に症状がある、全身のだるさを伴う場合には、血液検査などを行い、炎症性疾患の有無を確認します。
痛風・偽痛風との違い
痛風では、尿酸の結晶によって突然強い関節炎が起こります。
足の親指の付け根に多い病気ですが、足関節に発症することもあります。足首が急に赤く腫れ、触れるだけでも強く痛む場合があります。
偽痛風でも、関節に結晶がたまることで急な腫れや痛みが現れることがあります。
変形性足関節症がある方に、痛風や偽痛風による急性関節炎が重なる場合もあります。
疲労骨折・骨折との違い
運動量の増加や長時間の歩行をきっかけに痛みが現れ、特定の骨を押したときに強い痛みがある場合には、疲労骨折の可能性があります。
転倒や事故の後に強い痛みや腫れがある場合には、足関節周囲の骨折を確認する必要があります。
初期の疲労骨折や小さな骨折は、X線検査で分かりにくいことがあり、MRI検査やCT検査を追加することがあります。
感染性関節炎との違い
足首が急に赤く腫れ、熱を持って強く痛む場合や、発熱、悪寒、全身のだるさを伴う場合には、感染性関節炎の可能性があります。
感染性関節炎は、関節軟骨を短期間で傷める可能性があるため、速やかな検査と治療が必要です。
変形性足関節症の経過
変形性足関節症は、一般的に数年から数十年かけて徐々に進行します。
初期には運動後や長時間歩いた後だけ痛みが現れ、休むことで軽くなることがあります。症状が軽いため、受診せずに経過を見る方も少なくありません。
関節の不安定性や配列異常が残ったまま負担が続くと、関節軟骨のすり減りが進み、痛みや腫れが現れる頻度が増えます。
進行すると、足首の可動域が狭くなり、階段、坂道、しゃがみ動作などが難しくなります。痛みをかばった歩き方が続くことで、膝、股関節、腰などに負担がかかることもあります。
ただし、すべての方が同じ速さで進行するわけではありません。画像上の変形があっても長期間大きな変化がない場合や、症状が一時的に軽くなる場合もあります。
一方、足首の傾きや不安定性が強い場合、体重負荷の大きい仕事やスポーツを続けている場合などは、変形が進みやすいことがあります。
痛みが軽くなったとしても、関節の変形そのものが元に戻ったわけではありません。症状の軽い時期にも、足首への負担を調整し、筋力や柔軟性を維持することが大切です。
高輪ゲートウェイ駅前整形外科クリニックで行う検査
問診・触診
足首の痛みが現れた時期、痛む場所、痛みが強くなる動作、腫れの有無などを確認します。
また、次のような点について詳しくお伺いします。
・歩き始めに痛みがあるか
・どのくらいの距離を歩くと痛むか
・階段や坂道で痛みが強くなるか
・長時間立った後に腫れるか
・安静時や夜間にも痛みがあるか
・足首のぐらつきや不安定感があるか
・引っかかりや音があるか
・正座やしゃがみ動作ができるか
・過去に足首を骨折したことがあるか
・足関節捻挫を繰り返していないか
・足首の手術を受けたことがあるか
・関節リウマチ、痛風、感染症などの病歴があるか
・仕事やスポーツで足首に負担がかかっているか
・これまでに受けた治療、注射、リハビリテーション
・普段使用している靴やインソール
足関節の内側、外側、前方、後方などを触診し、圧痛、腫れ、熱感、骨の突出、関節液の貯留などを確認します。
足首の痛みは、腱や靱帯から生じることもあります。アキレス腱、後脛骨筋腱、腓骨筋腱、前脛骨筋腱、足底腱膜なども確認します。
身体検査
足関節の可動域、筋力、安定性、変形、歩き方などを評価します。
足首を上へ曲げる背屈、下へ伸ばす底屈、足の裏を内側または外側へ向ける動きを確認します。自分で動かした場合と、検査者が動かした場合の可動域や痛みを比較します。
立った状態で、足首の内反・外反、かかとの傾き、足のアーチ、左右差などを確認します。
次のような動作を行い、痛みや不安定感が現れるかを評価することがあります。
・歩行
・片脚立ち
・両脚または片脚でのつま先立ち
・しゃがみ動作
・階段動作
・踏み込み動作
・かかと歩き
・つま先歩き
過去の捻挫による靱帯損傷が疑われる場合には、足関節の前方への緩みや、内側へ傾く程度を確認する徒手検査を行います。
また、足首だけでなく、膝、股関節、骨盤、体幹の動きも確認します。下肢全体の配列や動作が、足関節への負担に関係していることがあるためです。
X線検査
X線検査は、変形性足関節症の診断と進行度の評価に重要な検査です。
次のような変化を確認します。
・関節のすき間が狭くなっていないか
・骨棘が形成されていないか
・軟骨の下の骨が硬くなっていないか
・骨の内部に嚢胞状の変化がないか
・足関節が内側または外側へ傾いていないか
・距骨が関節内でずれていないか
・過去の骨折による変形がないか
・骨折や遊離体がないか
関節軟骨そのものはX線には写りません。関節のすき間が狭くなっている程度から、軟骨のすり減りを推測します。
必要に応じて、立った状態で体重をかけて撮影します。体重をかけていない状態では分かりにくい関節の傾きや、関節裂隙の狭さが明らかになることがあります。
足首だけでなく、下腿から足部まで撮影し、下肢全体の配列やかかとの傾きを確認することもあります。
超音波検査
超音波検査では、関節内の水、滑膜の腫れ、足関節周囲の腱や靱帯などを確認します。
次のような状態を評価できます。
・関節液の貯留
・滑膜炎
・足関節周囲の腱鞘炎
・アキレス腱の異常
・後脛骨筋腱や腓骨筋腱の損傷
・外側靱帯などの損傷
・関節周囲の嚢胞
・皮下組織の腫れ
診察室で足首を動かしながらリアルタイムに観察でき、反対側と比較できる点が特徴です。
関節内への注射や、関節周囲への処置を行う際にも、必要に応じて超音波で関節、腱、神経、血管、針先の位置などを確認しながら行います。
CT検査
CT検査では、骨の形や関節面の状態を、X線検査よりも詳しく確認できます。
次のような場合にCT検査を検討します。
・過去の骨折による関節面の段差が疑われる
・骨棘や遊離体の位置を詳しく確認したい
・足関節の傾きや骨の配列を立体的に評価したい
・距骨や脛骨の骨嚢胞を確認したい
・関節固定術後の骨癒合を確認したい
・手術方法を検討している
体重をかけた状態で撮影できる荷重CTが使用されることもあります。
当院でCT検査が必要と判断した場合には、提携医療機関をご案内します。
MRI検査
MRI検査では、X線検査では確認しにくい関節軟骨、骨の内部、靱帯、腱、滑膜などを詳しく評価できます。
次のような状態を確認します。
・関節軟骨の損傷
・距骨骨軟骨損傷
・骨の内部の炎症や骨髄浮腫
・距骨壊死
・靱帯損傷
・腱の損傷や腱鞘炎
・滑膜炎
・関節内遊離体
・疲労骨折
・腫瘍性病変
次のような場合には、MRI検査を検討します。
・X線検査で変形が軽いにもかかわらず痛みが強い
・足首の引っかかりやロッキングがある
・距骨骨軟骨損傷が疑われる
・距骨壊死が疑われる
・腱や靱帯の損傷が疑われる
・安静時痛や夜間痛が強い
・保存療法を行っても痛みが改善しない
・手術治療を検討している
当院にはMRI装置は設置しておりません。MRI検査が必要と判断した場合には、提携医療機関をご案内し、そちらで撮影を受けていただきます。
変形性足関節症に対する治療
変形性足関節症では、まず生活動作の調整、薬物療法、装具療法、リハビリテーションなどの保存療法を行います。
治療の目的は、すり減った軟骨を元に戻すことではなく、痛みや炎症を軽減し、足関節にかかる負担を分散しながら、歩行能力や日常生活動作を維持することです。
治療では足関節だけでなく、足首の傾き、靱帯の不安定性、足部のアーチ、膝や股関節の配列、筋力、歩き方なども確認します。
変形が進行し、保存療法を行っても日常生活への支障が強い場合には、手術治療を検討します。
高輪ゲートウェイ駅前整形外科クリニックにおいては下記の治療を提案しています。
活動量・生活動作の調整
痛みや腫れを引き起こす動作を一時的に減らし、足関節への負担を調整します。
特に、次のような動作で症状が悪化することがあります。
・長時間の歩行
・長時間の立ち仕事
・階段や坂道の反復
・硬い地面でのランニング
・ジャンプや着地
・急な方向転換
・重い荷物を持って歩く
・深くしゃがむ動作
・正座
完全な安静を長期間続けると、足首の可動域や筋力が低下し、かえって歩きにくくなることがあります。
痛みの強い動作を避けながら、自転車、水中歩行、水泳など、足関節への衝撃が比較的少ない運動へ変更します。
仕事で長時間立つ必要がある場合には、休憩をこまめに取る、作業場所へ椅子を用意する、荷物を分けて運ぶなどの工夫を行います。
体重管理
歩行時には、足関節へ体重以上の力が繰り返しかかります。
体重増加が症状に関係している場合には、無理のない範囲で体重を調整することで、歩行時の負担を軽減できる可能性があります。
ただし、痛みを我慢してランニングやジャンプを行うと、症状が悪化することがあります。食事の調整と、足首への負担が少ない運動を組み合わせます。
薬物療法
痛みや炎症に対して、消炎鎮痛薬、アセトアミノフェン、外用薬などを使用します。
薬によって痛みを軽減することで、歩行や日常生活の負担を減らし、リハビリテーションを行いやすくします。
薬物療法は、すり減った軟骨や関節の変形を元に戻す治療ではありません。
薬の効果や副作用、胃腸・腎臓・心臓の状態、血圧、ほかに服用している薬などを確認しながら処方します。
痛み止めによって症状が軽くなっても、急に歩行量や運動量を増やすと、再び炎症が強くなる場合があります。
ステロイド注射
薬物療法やリハビリテーションを行っても関節内の炎症や痛みが強い場合には、足関節内へのステロイド注射を検討することがあります。
ステロイド注射は、関節内の炎症を抑え、短期間の痛みの軽減を目的とする治療です。
痛みによって歩行が難しい場合や、リハビリテーションが進めにくい場合などに検討します。
足関節は関節のすき間が狭く、周囲に腱、神経、血管などがあるため、必要に応じて超音波で関節と針先の位置を確認しながら行います。
注射の効果や持続期間には個人差があります。また、繰り返し頻回に行うことで、関節軟骨や周囲組織へ影響する可能性があります。
変形の程度、ほかの治療経過、持病、感染の可能性などを確認し、必要性や回数を慎重に判断します。
体外衝撃波治療
体外衝撃波治療は、足関節症に加えて、アキレス腱付着部症、足底腱膜炎、腱付着部の慢性的な痛みなどを伴っている場合には、合併している病変に対して体外衝撃波治療を検討することがあります。
保険適用外の自費診療となります。
痛みの原因が足関節内にあるのか、腱や腱付着部にあるのかを、診察や画像検査で確認したうえで適応を判断します。
体外衝撃波治療について詳しくはコチラ
PRP療法
PRP療法は、患者さんご自身の血液から血小板を多く含む成分を抽出し、患部へ注入する自費診療です。
変形性足関節症に対しても行われることがあります。
PRP療法によって、進行した骨の変形や関節の傾きを元に戻すことはできません。効果には個人差があり、治療後も装具療法やリハビリテーションが必要です。
治療を検討する場合には、変形の程度、年齢、活動量、これまでの治療経過、期待できる効果、治療の限界、費用などをご説明したうえで適応を判断します。
PRP療法について詳しくはコチラ
装具療法
サポーターや足関節装具を使用し、歩行時の足首のぐらつきや、痛みを引き起こす方向への動きを抑えます。
軟らかいサポーターから、足首をしっかり固定する装具まで、さまざまな種類があります。
次のような場合に装具を検討します。
・足関節の不安定性がある
・足首が内側または外側へ傾いている
・歩行時の痛みが強い
・仕事や外出時に長時間歩く必要がある
・捻挫を繰り返している
・手術を希望せず保存療法を続けたい
固定力が強すぎる装具を長期間使用すると、足首周囲の筋力が低下することがあります。症状や使用場面に合わせて選択します。
インソール・足底挿板
足のアーチやかかとの傾きを調整し、足関節の一部分に集中している負担を分散するため、インソールや足底挿板を使用します。
内反型の変形性足関節症では、関節内側へ集中している負担を外側へ移動させるため、かかとの外側を持ち上げる構造の足底挿板を使用することがあります。
ただし、すべての内反変形に同じインソールが適しているわけではありません。変形が硬く矯正できない場合や、足部の配列によっては、外側を持ち上げることでかえって症状が悪化することがあります。
立った状態での足首の傾き、変形の柔軟性、痛みの場所、靴の形などを確認し、適切なものを選択します。
靴の調整
足に合った靴を選ぶことで、足関節への衝撃やぐらつきを軽減できることがあります。
次のような靴が適している場合があります。
・かかとがしっかり固定される靴
・靴底に適度な厚みとクッション性がある靴
・足幅に合っている靴
・足首を覆う高さがある靴
・靴底に適度な丸みがある靴
・インソールを入れる余裕がある靴
かかとが高すぎる靴、靴底が薄い靴、かかとが固定されないサンダル、すり減った靴などは、足関節への負担が大きくなることがあります。
杖・歩行補助具
歩行時の痛みが強い場合には、杖や歩行器などを使用し、足関節にかかる負担を軽減します。
杖は、一般的に痛みのある足と反対側の手で持ちます。杖を痛い足と同時に前へ出すことで、足関節へかかる力を減らします。
杖の高さや使い方が合っていないと、肩や腰へ負担がかかることがあります。理学療法士が適切な高さや歩き方を確認します。
理学療法・リハビリテーション
変形性足関節症では、痛みのある足首だけでなく、足部のアーチ、膝、股関節、骨盤、体幹などを含めて評価します。
当院では、理学療法士が症状や生活状況を確認し、一人ひとりの状態に合わせたリハビリテーションを行います。
関節可動域訓練
足関節が固くならないよう、痛みのない範囲で少しずつ動かします。
筋肉、腱、関節包などの硬さによって動きが制限されている場合には、可動域訓練によって改善を目指します。
一方、骨棘や骨同士の衝突によって動きが制限されている場合には、無理に動かすことで痛みが悪化することがあります。
痛みが出る方向や関節の状態を確認し、安全な範囲で行います。
ストレッチ
ふくらはぎ、アキレス腱、足裏、足趾など、硬くなっている組織を無理のない範囲で伸ばします。
ふくらはぎが硬く、足首を上へ曲げにくい場合には、歩行時に足が外側へ向いたり、かかとが早く持ち上がったりすることがあります。
ただし、足関節前方に骨棘がある場合には、足首を強く上へ曲げるストレッチによって、前方の痛みが悪化することがあります。
ストレッチ中に関節の奥へ鋭い痛みが出る場合には、運動内容を調整します。
足関節周囲の筋力トレーニング
前脛骨筋、後脛骨筋、腓骨筋、ふくらはぎの筋肉などを鍛え、足関節の安定性を高めます。
痛みが強い時期には、足首を大きく動かさずに力を入れる運動や、座った状態で行う軽い運動から開始します。
症状が落ち着いてきたら、ゴムバンドを使用した運動、両脚でのかかと上げ、片脚でのかかと上げなどへ段階的に進めます。
運動中だけでなく、運動後や翌日に痛みや腫れが強くならないかを確認しながら負荷を調整します。
足部の筋力トレーニング
足のアーチを支える細かな筋肉を鍛え、歩行時に足部が安定する状態を目指します。
足趾で床を軽く押す運動、足のアーチを保つ運動などを行います。
タオルを強くたぐり寄せる運動は、足趾や足底へ過剰に力が入り、痛みが悪化する場合があります。足の状態に合わせて方法を選択します。
膝・股関節・体幹の筋力トレーニング
足関節の痛みがあると、膝や股関節を十分に使えず、足首に負担が集中することがあります。
大腿部、臀部、体幹の筋力を整え、立位や歩行時の身体の安定性を高めます。
足首だけでなく下肢全体で衝撃を吸収できるようにすることで、足関節への負担を分散します。
バランストレーニング
慢性足関節不安定症を伴っている場合には、関節の位置を感じ取る感覚や、姿勢を保つ能力が低下していることがあります。
両脚立ち、片脚立ち、重心移動などを行い、足首の安定性を改善します。
転倒の危険がある場合には、壁や手すりにつかまり、安全を確保しながら行います。
変形や痛みが強い場合には、不安定なクッションなどを使用した難しい運動が適さないこともあります。
歩行訓練
歩行時の足の向き、かかとの接地、足裏への体重移動、地面の蹴り方などを確認します。
足首の動きが悪い場合には、足先を外側へ向ける、かかとを早く持ち上げる、痛い側へ体重をかけないといった歩き方になることがあります。
関節の状態に合わせて、足首に負担が集中しにくい歩き方を練習します。
杖、装具、インソールを使用している場合には、それらを装着した状態で歩行を確認します。
階段・日常動作の指導
階段、立ち上がり、しゃがみ動作、家事、仕事など、日常生活で痛みが出る動作を確認します。
階段では手すりを使用する、一段ずつ上り下りする、痛い足へ急に体重をかけないなど、症状に合わせた方法を指導します。
長時間の立ち仕事では、左右の足へ体重を分散する、休憩を取る、足台を使用するなどの工夫を行います。
スポーツ復帰支援
スポーツを行っている方では、足首だけでなく、走る、ジャンプ、着地、方向転換などの動作を確認します。
痛みが軽くなっただけで急に元の運動量へ戻すと、症状が再発することがあります。
平地での歩行、自転車、軽いジョギング、ジャンプ、方向転換など、競技に必要な動作へ段階的に進めます。
変形の程度によっては、ランニングやジャンプを繰り返す競技を継続することで症状が悪化する可能性があります。関節の状態と希望する活動を確認し、運動内容を相談します。
手術治療・専門医療機関への紹介
多くの場合は保存療法から治療を開始しますが、次のような場合には手術治療を検討することがあります。
・保存療法を続けても痛みが改善しない
・歩ける距離が短くなっている
・安静時痛や夜間痛が続いている
・足首の変形が進行している
・足関節の不安定性が強い
・日常生活や仕事に大きな支障がある
・装具を使用しても歩行が困難である
・スポーツや希望する活動への復帰が難しい
・関節内遊離体によるロッキングがある
自宅でのセルフケア
痛みや腫れが強い時期には、長時間の歩行、立ち仕事、階段、坂道、ランニングなどを一時的に減らしましょう。
運動中には痛みが軽くても、運動後や翌日に痛みや腫れが強くなる場合には、現在の運動量が足首の状態に合っていない可能性があります。
日常生活では、次の点に注意します。
・痛みを我慢して長時間歩かない
・立ち仕事ではこまめに休憩する
・重い荷物を持って長時間歩かない
・階段では手すりを使用する
・急な坂道やでこぼこした道を避ける
・痛みが強い間はジャンプやランニングを控える
・かかとが安定する靴を使用する
・すり減った靴を長期間使用しない
・医師の指示なく強い矯正用インソールを使用しない
・痛みを我慢して足首を強く曲げない
運動後に熱感や腫れが強い場合には、タオルで包んだ保冷剤などを使用し、短時間冷やすと症状が軽くなることがあります。皮膚へ直接当てたり、長時間冷やし続けたりしないよう注意してください。
慢性的なこわばりが中心で、熱感や強い腫れがない場合には、入浴などで温めることで動かしやすくなることがあります。
足首のストレッチは、心地よい範囲で行います。関節の奥に鋭い痛みが出る、引っかかる、ストレッチ後に腫れが強くなる場合には中止してください。
足首を全く動かさない状態を長期間続けると、可動域や筋力が低下することがあります。一方、痛みを我慢して強いストレッチや筋力トレーニングを行うと、関節炎が悪化する可能性があります。
医師や理学療法士の指導のもとで、関節の状態に合った運動を行うことをおすすめします。
変形性足関節症でお悩みの方へ
足首の痛みは、変形性足関節症だけでなく、足関節捻挫、靱帯損傷、距骨骨軟骨損傷、アキレス腱障害、後脛骨筋腱機能不全、疲労骨折、関節リウマチ、痛風などによっても起こります。
次のような症状がある場合は、早めにご相談ください。
・歩くと足首が痛む
・歩き始めに足首がこわばる
・長時間歩くと足首が腫れる
・階段や坂道で痛みが強くなる
・足首を動かしにくい
・正座やしゃがみ動作が難しい
・足首が内側または外側へ傾いてきた
・足首のぐらつきや不安定感がある
・靴底が左右で異なる減り方をしている
・足首に引っかかりや音がある
・安静時や夜間にも痛みがある
・歩ける距離が短くなっている
・仕事やスポーツに支障が出ている
・薬やリハビリテーションを続けても改善しない
また、次のような症状がある場合には、骨折、感染性関節炎、神経・血管損傷などの可能性があります。
・転倒や事故の後から強い痛みがある
・足首が明らかに変形している
・体重をかけて歩くことができない
・急に赤く腫れ、強い熱を持っている
・発熱や悪寒を伴っている
・足や足趾に強いしびれがある
・足が冷たい、白い、紫色になる
・足趾を動かせない
・傷口から膿が出ている
・急速に腫れや痛みが悪化している
このような場合には、速やかに医療機関を受診してください。
過去に足関節の骨折や捻挫をしたことがある方では、けがから長い期間が経過した後に変形性足関節症を発症することがあります。
「昔のけがだから関係ない」と考えず、診察時に骨折や捻挫の時期、治療内容、手術歴などをお伝えください。
当院では、問診、身体検査、X線検査、超音波検査などによって、足関節の変形だけでなく、靱帯、腱、足部のアーチ、歩き方などを含めて評価します。
CT検査、MRI検査、手術を含めた専門的な治療が必要な場合には、提携医療機関や足の外科を専門とする医療機関と連携して対応します。
薬物療法、注射治療、装具・インソール療法、リハビリテーション、セルフケア指導まで含め、関節の状態や生活状況に合わせた治療をご提案します。
監修:高輪ゲートウェイ駅前整形外科クリニック 院長 松﨑 時夫